書評らしきもの

 

 

 退職後、図書館通いの日々です。

 

現在、「大菩薩峠中里介山 作)」なる、長編小説(チョーーー長い)を読んでいる。全10巻。

1冊約500ページもあり、読み始めの時は、途中でやめるかも・・・と思っていましたが、なんだかんだと、本日9巻目に突入しました。

 

ことの発端は、もともと小説の存在自体は知っていたのですが、夏の旅行で「白骨温泉」に行き、大菩薩峠白骨温泉の接点を垣間見たくなったのです。

 

幸い、時間だけはあるので読んでみることに。

 

(概要)

幕末が舞台で、虚無にとりつかれた剣士机竜之助を主人公とし、甲州大菩薩峠に始まる彼の旅の遍歴と周囲の人々の様々な生き様を描く。連載は約30年にわたり、話は幕末から明治に入らずに架空の世界へと迷い込み、作者の死とともに未完に終わった。

(出典)『ウィキペディアWikipedia)』

 

げっ、未完で終わっちゃうの??? もう少しで最後の10巻に到達するのに・・・あぁ、知らなんだ。。。

 

書評というほどのことは書けませんが、

登場人物を通して、人間の表と裏に介在する正と悪が折々の形態で描写されていることに深いものを感じます。登場人物もなかなか濃いキャラが。多様に存在するのです。

ただ、連載が長いだけあって、同じような描写の繰り返しや必要なのかと首をかしげるキャラも現れることが少々残念なところです。

 

とはいえ、じっくりと腰を据えて読むには、読みごたえありだと思います。

あぁ・・未完で終わるなんてあんまりだぁ。ウィキペディアWikipedia)で検索するんじゃなかった!(^^;