国会中継

久しぶりに国会中継なるものを見ました。

 

パンデミックが押し迫る昨今においても、このレベルかと疑うばかりの内容でした。

与党の期を逸した回答の連発やあいまいな「しっかりと」「ていねいに」など形容ばかりで具体的な内容のない説明にがっかりです。(予想の範囲内ですけど・・・)

 

与党のみならず質問する野党にも失望です。感情的にキャンキャン与党を責める人、活舌の悪い頓珍漢な大臣を捉まえいじめのように質問を繰り返す人、犬猿の仲と言いながら、討論の中で有事とは関係のない話題で妙に和やかになる人。

 

そして、終了とともに「さっきは言い過ぎたね。」みたいに、にこやかに歩み寄り肩を並べて会場を後にする与野党の議員たち。所詮、同じ穴の狢ということなのか。。。

 

一斉休校を要請した時点で、北海道知事の後追い感はぬぐえず、それでも、政府が一つの決断をしたのだから、まさに大変な事態に陥ろうとしているのだなと勘繰りましたが、その後、緊急事態宣言の発令うんぬんという割には、政界には何の緊張感も空気感もないのですねぇ。

 

マスクやトイレットペーパーの問題は、後日解決するでしょうが、世界がこの国を名指しして入国・渡航禁止措置を取り始めることで、ある意味「鎖国」状態になるやもしれません。

 

ようやく平穏な時代を築いてきたこの国は、再び「鎖国」に戻り、新たな戦国の時代を迎え、残虐非道な国盗り物語を繰り返すのでしょうか。一つ違うのは、戦国の世は、当時の主たる武将たちが、争いのない平和な国にしようという大義名分が根底に流れていたと思うのですが、昨今の世情は如何に。