日記というものを書いた記憶があまりない。
その昔、2週間くらい書いてみたり、宿題まがいの絵日記を綴ったことはあるように思う。けれど、日々きちんと書いたということはなかった。
今にして思えば、このブログが、いわゆる日記代わりのようなものになっている。
競馬に当たった、株で損をした、散歩道に赤いアジサイが咲いていた。などなど、綴ることは少なからずあるけれど、仕事を辞めてからそろそろ1年が経過する。
何か仕事やらなくちゃという焦りから脱却して、何でもやってみようと、ハローワーク通い、市営プールに参加、読書で図書館通い、とやってはみたけれど、コロナ禍も手伝って、未だに何もしていない毎日。
平日は、新聞を読んでから、株価をチェックして、時には損して気分が沈み、お昼が終わって、涼しくなったらお散歩に出かける。そして、お風呂と夕食を済ませて就寝。
週末は、競馬の予想とスーパーへの買い物が加わる程度。
亡くなった女優樹木希林さんが「あん」という映画の中で、「生きてればいいのよ。タラタラ生きてればいいのよ。」と言っていたシーンが思い起こされる。
「人生は究極の暇つぶしである。」と誰かが語っていたが、まさに究極の状態なのに、あまり楽しくはないのはなぜだろう。
たまには、好きな絵を描いたりして、気分が変わるけど、何か違うような気がして続かない。
一喜一憂することなく、今、生きていることに感謝しつつ、これからの生涯を通じて没頭できるものを見つけたいな。