小心者の株式投資話

もう一つの出会い

 「自分が生活上知っている店」「TOPIX銘柄」から始まり、「バフェット銘柄」「急騰銘柄」と続き、「モメンタム銘柄」「高配当銘柄」を経過して、「優待銘柄」、はては「ボロ株」にまで手を染めて、2年間走ってきたが、下手な考え休むに似たりを実感する日々から抜け出すことができなかった。

 

 

 その後、安易な投資を避けて、自分の思考回路に「休む」時間を作ろうと、会社四季報を買ったり、また、会社四季報の熟読解説本を読んでみたり、PERやPBRの値を簡易スクリー二ングで絞った後に、動向を調べるなど、テクニカル分析のようなものを少しずつ学んでいた。

 また、株式投資を始める前に購入した「バフェットの銘柄選択術」を再読し、理解を深めようと要点をノートに書き写したりもした。

 

 地道な学習が1年くらい続いたろうか。

 確固たる投資スタイルの確立には至らなかったものの、基礎知識だけは蓄積されたように思う。(何事も「千里の道も一歩から」なのか!)

 

 そんなある日、「優待バリュー銘柄」という考え方に出会った。

 きっかけは、「昇格期待の優待バリュー株で1億円稼ぐ!」v-com2著という本。

 優待大好き人間にはとっつきやすく、しかも読みやすかった。ぐいぐい本の内容に引き寄せられ、共感を覚えた。優待バリュー株に投資して、さらに昇格が期待できる株が急騰すれば、億り人になるのも夢物語ではないように思えた。

 もちろん、内容すべてを肯定するものではなく、かつ、自分のスタンスにぴったり合うというわけではないのは解っていた。

 

 それでも、v-com2さんの本に触発されて、再びEXCEL表を作り始めた。

 東証スタンダード、東証グロース市場(一部、名証、札証、福証含む)に絞って、優待の有無と新設時期、株式分割と分割時期、これに昇格条件を組み合わせた表を作り、昇格しそうな銘柄を物色し始めた。

 

 (注)なお、v-com2さんとは、面識はもとより、ネット上でのつながりもありません。

 

 ・・・つづく