競馬のグローバル化

 アメリカの競馬の祭典ブリダーカップ(BC)が開催された。1984年に創設され、今年で40年目になる。世界でも1,2を争う高額賞金が提供される大イベント。

 日本馬の参戦も次第に活発になり、記憶に新しいところでは、2021年ラヴズオンリユー(川田騎手・矢作厩舎)が、BCフィリー&メアターフを制している。

 今年のフォーエバーヤング(坂井騎手・矢作厩舎)のBCクラシック3着3着賞金63万ドル(約9800万円)は、既に世界レベルと言っていいだろう。

 顕著だったのが、日本人騎手の参戦が増えたことではないだろうか。

 一昔前は、岡部、武など、いわゆる国内で一流と言われる一握りの騎手がスポットで参加していた。また、海外留学と称して、欧州に2,3か月の短期間滞在する若手騎手も、ちらほら見受けられる。

 

 今年のBCは、ルメール、川田、武の国内トップジョッキーの外、坂井(瑠)、菅原(明)、横山(武)、古川(奈)なども騎乗している。なおかつ、川田、武、坂井(瑠)、横山(武)は、とんぼ返りでJBCに参戦。菅原(明)においては、オーストラリアに飛んでメルボルンカップに騎乗と多彩を極めている。

 ムーア、モレイラなど世界のトップジョッキーがそうであるように、日本の騎手は、もっともっと腕を上げてうまくなってほしい。馬券検討の際に、いつまでもルメールだから・・・川田だから・・・では、少々情けない。

 若手騎手が世界のトップジョッキーに躍進して、世界の競馬でウイニングランする姿を、何度でも見せてほしい。

 

 ちなみに、矢作さんは、坂井(瑠)、古川(奈)など、馬だけではなく人も育ててるんですね。