P.F.ドラッカー

 P.F.ドラッカーの世界で一番読まれているという「マネジメント」を、ようやく読み終えた。

 きっかけは、13年も前の作品で、発行当初に話題になったのは知っていたが、素通りしていた「もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読み始めたことだった。

 図書館近くの古本市場で発見して、喜び勇んで読み始めたのだが・・・。

 「マネジメント」の読後感想は、自分の頭脳には少々難しく感じられた。随所に、納得して理解できる部分もあれば、なんのことだかさっぱりわかりえない部分もあり、正直面白かったとは言えない。

 ひとつだけ印象に残ったことは、「有能」とか「頭脳明晰」ではなく、大切なのは「真摯さ」ということ。これは、「もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の中でも再三出てくる言葉だった。

 真摯の意味は. 「真摯」とは、まじめで熱心なこと、またそのさまを意味する言葉。 「真」は「嘘・偽りがないこと/本当」を指し、そして「摯」は「つかむ」と「手厚い、まじめ」のこと。 この2つの漢字が組み合わさって偽りなくとらえるという意味の言葉になり、「まじめでひたむきなさま」を表すそうです。

 要は、人よりちょっと賢いとか頭がいいからといって、嘘をついたり、人を見下したり馬鹿にしたりせず、何事にもまじめに熱心に取り組むことが大切で、そのための手法や手段、あるいは道具として、マネジメントが存在しているということのようです。

 

 何だかわかったようなわからないような中途半端な気持ちを切り替えるべく、図書館で新たに本を借りようと思ったのですが、なんと!館内清掃等で9日まで休館とのこと。

 うーん、このモヤモヤ感はなに?

 「真摯さ」は大切だけど、ひたむき過ぎても行くべき方向を誤ってしまいそう。。。気をつけねば。