マネジメント

 2009年12月第1刷発行の「もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読み進めている。

 

 13年も前の作品で、発行当初に話題になったのは知っていたが、素通りしていた。

 「しまむらヤオコー」「星野リゾートの事件簿」を古本屋で購入し、企業ものの本を読み始めたのをきっかけに、「ニトリ」「ユニクロ」「吉野家」と転々と読むうちに、日本の企業のチェーンストア化に、渥美俊一氏という人物が貢献してきたことを知った。

 

 渥美俊一氏の考え方を突き詰めていくと、P.F.ドラッカーに辿り着いた。

 P.F.ドラッカーの世界で一番読まれているという「マネジメント」は、まだ読んでいないのだけれど、「マネジメント」の導入として、「もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読み始めたのは正解だった気がする。

 

 随所に、ドラッカーの言葉が散りばめられていて、ストーリーもわかりやすく読みやすい。そのうえ、面白くてどんどん読み進めてしまう。久しぶりに読んでいて面白みを感じる本に出合った。

 ふと、何でもっと早く手に取らなかったのだろうと、人気本に対してあまのじゃくの自分をなげいてしまう。

 今現在、半分まで読んだので、今後の展開に期待しながらワクワクしている。

 既に職を離れ、悠々自適の生活をしているけれど、自分で自分をマネジメントすることで、自分磨きができたらとても良いことだと思っている。