天使の梯子

天使の卵』からの10年後を描いた『天使の梯子村山由佳著を読み終えた。

19歳だった彼らが29歳になり、10年の歳月を経て、いろんな思いを昇華させていく。

物語は、高校教師をしていた前作『天使の卵』の恋人の妹と19歳になった教え子の出会いから始まる。

妹は、29歳になった彼と同学年で、当時付き合っていた。

 

男と女、青春の頃と今、過去の思いと現在、いろんな感情と想いが交差しながら、読む者に、甘酸っぱさと清涼感を置いていくような、何かザワザワするような心持ちの中で読み進めた。

一定の結論づいた感の中で読み終えた。

 

次は、『天使の卵』のアナザーストリー『ヘヴンリー・ブルー』を読む。『天使の卵』のストリーが違った角度から展開されることに、新たな気づきがあるかもしれない。