日曜レース回顧

収支はマイナスですが、単勝160円のみゲットしました。

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オークス
◎デアリングタクト 1着。
相手とした、デゼル 11着、フィオリキアリ 14着。

 

予想の段階で、桜花賞組にデアリングタクトの敵はいないだろうと思っていましたが、2着馬がフローラS勝ち、3着馬が忘れな草賞勝ちと想像の範囲でした。

 

相手として選んだデゼルは、4角でデアリングタクトと同位置から33.8秒で上がっているのですが、微妙に馬体重減が響いたのか、D・レーン騎乗で過剰人気だったのか、よくわからない結末でした。

また、追加登録参戦で不気味な桜花賞組フィオリキアリは、単なる馬主の出走願望だったのか、末脚炸裂の再現はありませんでした。

 


レースの興味は、デアリングタクトがどれだけ強いのかの1点でした。
結果、ミスオンワード以来63年ぶりの無敗の2冠馬誕生となりました。

 

ここでミスオンワードを検索してみたら、オークス勝利後、馬主の意向により連闘でダービー参戦して惨敗という記録を見て、人間の欲深さに苦々しい感覚を覚えました。

 

それはさておき、なんでしょうこの強さは。ブエナビスタハープスターのそれではない、ましてやアーモンドアイとも違う強さ感があります。

思い浮かぶのは、やはりシンザンなのです。


強い馬は自分で体を作ると言いいますが、馬体重は前走から増減ゼロでした。

今回着差は、1/2馬身でしたが、直線で外に出したいところを出せず、やむなく内の狭いところをこじ開けるように抜け出して、あとは上がり最速33.1秒で決着するという強さでした。
松山騎手の乗り方は、決してうまいものではなかったと思います。降着等の審議対象となるほどではないが過怠金はあるかもしれない。

今回の乗り方はともかくとして、松山騎手を見ていると、福永祐一騎手の父福永洋一騎手はこんな感じのジョッキーだったんではないだろうかと思ってしまいます。
天才と言われた洋一騎手の騎乗をリアルで見たことはないのですが、雑誌だったか本だったか、同期の岡部騎手が「あいつはいつもへらへらしているけど、馬に乗せたら天才的なんだ」というたぐいの記事を見たことがあります。

少しタイプは違うかもしれませんが、不思議感というか天才に近い感覚を秘めているようにも思えます。

 

19戦19連対だったシンザンに、デアリングタクトと松山騎手をなぞらえながら、しばし勝利の美酒に酔っていたいです。