ふるさと納税

 今年の1月。お正月番組で「ふるさと納税の返礼品」を特集していた。

 ランキング上位の返礼品を試食する芸能人が「うまい、うまい」を連呼していたのを見て、食してみたくなり申し込んだ。

 その後、自治体からの税証明が送付されたが、商品は6か月以内に届くとのこと。人気の商品だから気長に待っていると、約5か月後に商品が届いた。

 どれほどうまいのかと食してみたが、「テレビで大騒ぎするほどではないな」というのが率直な感想。

 

 事件は、4つ入っていた返礼品の最後を食した時に起こった。

 「ん?なんか酸っぱいなぁ」「時間を置きすぎて悪くなったのかな」と疑念を抱きつつも食べ続けていると、ガリっとした食感。なんと『梅干しのタネ』が混入していた。そんなはずはと思いつつ、商品ラベルを見ても、『梅干し』の類は使用していない。

 一遍に気分が悪くなり、食を中断し残りは速攻廃棄してしまった。

 

 釈然としないので、自治体と出荷元業者に異物混入を伝えるメールを送付。

 自治体の対応は、迅速であり好感が持てるものだったが、現物か写真を送ってくれとのこと。言われてみれば確かに現物か写真がなければ異物かどうか判断できないのはごもっともな話。しかし、気分を害して既に廃棄してしまったので、現物か写真は不可能と答えると、出荷元業者とも協議したか、今まで通りの品質室管理に努めるという。

 

 自治体の対応としては、これが限界なのだろうが、異物を口に含まされた身からすると、全品点検し直すくらいの回答をして欲しかった。ちなみに、出荷元業者からは、今は忙しいので後で回答というメールのみ。結局、自治体が肩代わりして回答ということだった。

 

 代品の再送付は断り、落着としたが、この商品をもう二度と申し込むことはない。テレビにだまされちゃいけないなぁ。