黄色

 最近とみに「黄色(=黄金色)」が気になる。

 靴底に穴が開いたので、散歩用シューズを購入に出かけた時、飛び込んできたのが「黄色(=黄金色)」。普段は「青色」や「橙色」に好奇心をくすぐられるのだが、今回は「(=黄金色)」だった。足元があやしくなってきたから注意信号の色というわけでもない。

 足になじんでくると、なにげに黄金色に見えて、まるでお金が寄ってくるような錯覚まで覚える。

 ただ、はき始めてしばらくたつが、なんのことはないいつもの日常が繰り返されている。

 

 図書館へ本を借りに行くと、最近はまっている村山由佳氏の本を手にとっても今日はピンとこない。彼女の作品にもいろんな色が出てくるが、今日手に取った本は「ブルー」から始まっていた。うーん、何かが違う気がする。

 で、他に読もうと思っていた本も見つからず、気がつけば装丁が「黄色(=黄金色)」の本を3冊選んでいた。

 

 時として、人には気になる色が集中するときがあるようだ。年齢や環境とともに変化するのであろうが、いまは「(=黄金色)」の様子。

 

 今日の昼食は、赤缶のスパイスをたっぷりまぶした昨日のカレーの残り。いわずもがなの「(=黄金色)」なのだ。