韓国ドラマ

その昔、「冬のソナタ」という韓国ドラマが話題になりましたが、その時は見ていませんでした。

 

この頃、コロナウィルスの報道が、食傷気味というか情報過多になり、息苦しさを感じます、そんな時に、ふと変えたチャンネルで、韓国のドラマをやっていました。

 

時代や歴史を感じさせるものは、どうも感情移入しにくいのですが、それは、現代もので、なんとなく見入ってしまったのです。そこから、2回、3回と見続ける日々を重ねるにしたがって気づいたことがあります。

 

唐突な展開や「それはないんじゃない」という光景に出くわすこともあるのですが、長い年月とともに、自分の国の人々が失ってしまった感情や感覚が息づいているように感じます。

 

兎角、金だ!、利権だ!、権利だ!義務だ!ということにとらわれがちな昨今。この国の人々が持ち合わせていた、本当の心根の優しさや純粋さはどこへ行ってしまったのだろうと考えてしまいます。

 

テレビでは、出演者のオンライン化が進み、また、オンライン飲み会など奇妙ともとれる現象が押し寄せています。まぁ、人それぞれの楽しみ方があってよいのですが、本当の感情・感覚が伴わないところで、妥協というか勘違いに満足しているようにも思われるのです。

 

ドラマには、脚本があって演者がいるわけで、それと現実で生きている者とを同化させることは滑稽かもしれません。

しかしながら、浮世の中で、心の枯れかかっている人には一滴の水が必要だと強く感じています。