検討

緊急事態宣言をする検討に入るという言葉に違和感を感じました。

緊急時は、即断即決が求められるものではないでしょうか?

民がパニックを起こさないためという配慮を考慮したとしても、昨年の4月とは状況や感覚が違っていることは明らかで、一般市民の感情とのズレは否めません。

 

「検討」とは、いかにも役人らしい言葉です。

第一印象が「のんきなこと言ってるなぁ」でした。

国家公務員のエリートが原稿を書いているのでしょうが、それをそのまま棒読みしてしまう時の首相も、まさに役人体質であることが明白になったような気がします。

 

政治家と言えば、怒号が渦巻く中で椅子や机を投げ飛ばしながら激論を交わすものとの印象でしたが、すっかり人の命より経済が大事みたいな「政治屋」しか存在しなくなってしまったのではと、ある種の寂しささえ覚える日々です。

 

新型コロナウィルスの新規感染者数が1,000人超えるようになってしまいましたが、かつて専門家会議に在籍していた「8割オジサン」の説によると、このままいくと3,000人超えが常態化しそうな勢いです。

 

そんな中、「飲食は控えましょう。手洗い・マスクを忘れずに」では、まさに焼け石に水

 

危機を実感する諸外国は、「外出禁止、店舗の閉鎖、人の移動禁止」など、いわゆるロックダウン(都市封鎖)を実行している。

 

オーバーシュートしかかっているというのに、この国は、なんてお気楽なんだろう。

今は、「検討」ではなく「決断」の時ではないだろうか。